2014年10月2日木曜日

壺の金型です。


                  金型屋さんに打合せに行ってきました。


 上の写真の上段が成形品(テスト成形品)、下段が前回のゲームマーケットに出展したver.1。


 今回は直接現場を見れたので、実際の金型や成形の機械など普段なかなか見れないものを見ることができました。以下金型の写真です。





                   外側の型。模様が彫り込まれています。






                     内側の型。一見シンプルだけど…
                              ↓



                    なんかいろいろ飛び出してきます!



 アンダーカット(そのままだと引っかかって抜けないところ)や、型に張り付いた成形品を押し出すためのピンの部分がせり出してきます。スライドという構造です。

 この金型にABSという樹脂を流し込んで成形していきます。型の温度や流し込む圧力でも成形品のクオリティが変わるらしい、奥が深いですね。




               
 成形品です。前後2パーツをはめ合わせて完成(白いやつは参考に置いたver.1です)。実際はこの後全体にシボ加工がされるので光沢がなくなりザラザラでマットな印象になります。 

 現状ではパーツの合わせが甘く隙間が開いてしまうので、金型屋さんにはその点を改善してもらうようにお願いしてきました。

 だいぶ完成が近づいてきました!お披露目できる日が楽しみですね。

2014年9月6日土曜日

花札の面白さを考える

花札っぽい見た目のカードゲームを作ろうかと思っていていまして、
でも、花札ってちゃんとやっていなかったので、やってみることにしました。

いくつかのゲームが出来るらしいのですが、
最もポピュラーと言われている「こいこい」を調べてみます。

下記の2つのサイトを参考にしました。



ケント紙に、絵柄を印刷をして、ひたすらプレイ。
はじめてやりましたが、かなり面白いかも。何度もやりました。


手作りの、ちっちゃい花札。


一見、ルールが複雑そうに思えるのですが、
やってみると、そんなことありません。とてもとっつきやすいゲームでした。

札を見て見ると、絵のみで記号がなく、なにやら分かりにくい印象を持つと思います。

ですが、これ、トランプと同じように、2つの要素が組み合わさっているだけです。

次の例は、下記のように要素分解が出来ます。


ちなみに、物体は「短冊(文字あり)」であり、背景は「桜」です。

下記は、クローバーの8ですが、
これもクローバーという記号と8という数字の組み合わせで成り立っています。



札の見方を理解した上で、「こいこい」のルールを見ると、とてもシンプル。
普段ゲームをしない人にも、理解できるようです。

「こいこい」のルールは、上記のまとめ記事を見ていただくとして、
ここからは、「こいこい」の面白さについて分析していきます。

プレイしてみると分かるのですが、
色々な箇所に「面白い!」と思える場面がありました。

箇条書きで挙げてみると…

  • 少しずつ、役が集まっていくときが楽しい
  • 最初に、場と手札に良い役ができそうなときにワクワクする
  • 相手が、どの札をとるのか、自分がどの札を取るべきなのかの駆け引きが楽しい
  • 自分が先手で、まとめてたくさん取れると楽しい
  • 役の得点が1点から10点まで、かなりの差があり、逆転できた時、楽しい。
  • 相手の揃えている役を邪魔した時が楽しい。
  • 自分の手札でどの場の札をとれるのか分かったときが楽しい。
  • 相手が「こいこい」したときに、それを阻止した時。などなど。

いくつかの楽しいポイントが見つけられても、それはゲームデザインの結果であり、
どんな要素でこのゲームが構成されているのかが分析できなければ、
アレンジができません。


こんなときにどうするのかというと、コアになっている要素を見つけるということ。
「点数の重み付けがある」とか「たまに運でとれるのが楽しい」とかは、
たぶん、おまけ要素です。

おまけに思える要素はどんどん、剥ぎおとして行きます。

そして、要素をギリギリまで少なくして、
それでも最低限の面白さがあるのかを検証します。

実験した結果「要素を切り替えて見えてくる」面白さが、こいこいの核だと思いました。

要素を切り替えて見えてくる、とは例え下記のように3枚の札があるときに、
どの要素に注目するかで、分けられるものが変わってくる、ということです。




ちゃんと最低限の面白さが保証されているか、自作の札を使って実験しました。

上の集合が、場。下の集合が、手札。
右の集合が、役ごとに並べた札。

アルファベットは、背景を単純化したもの。
数字は、物体を単純化したものです。

同じ数字を3つ揃えたら上がれます。一人用です。

上の場合は、手元に、E2,F3,E3,F1,A2,B2があり、
場には、E1,D3,F2,G1,D1,G3があり、
揃えた役は「3」が2枚で、あと1枚「3」のカードを集めれば良いことになっています。

まず、「3 」がついた手札を探します。その結果、E3,F3が見つかります。
「こいこい」のルールと同じように、場にあるカードを取るには、
同じ背景(ここではアルファベット)のカードが必要です。

E,Fでそれぞれを探すと、結果、E1が見つかります。
これを取れば、「3」のカードが3枚揃い、上がることができます。

このように、1つのカードに2つの要素があるために、
アルファベットと数字のカテゴリーを頭の中で切り替えることが必要です。
狙い通りのカードを見つけられた時、楽しいと感じます。

これを「こいこい」のコア要素とします。

ゲームは核(コア)になるゲーム性と、いつくかの汎用的なゲーム性が積み重なって、
面白さの値を上げていくものだと思います。
今回、検証した花札も同様だと思いました。




なお、汎用的なゲーム性には下記のようなものがあると思います。
「こいこい」にも入っています。
  • 相手との競争
  • 状況による、戦略の変化
  • ハイリスクハイリターン
  • 乱数による成功と失敗
  • 乱数による圧倒的有利
  • 逆転可能な仕組み
特に「こいこい」では、安定して考えられる戦略に加え、
乱数と逆転の要素をうまく取り入れていて、
これにより、何度もプレイしたい!という気にさせてくれます。
(負けても「どうせ運が悪かった、次は…!」と思いやすい)

蛇足になりますが、「ゲーム性」とはないか、というところなのですが、
自分では、下記の3つの要素がきちんと循環しているかを検証し、
そうであれば、「ゲーム性」と呼んでいます。
この循環がうまく回れば、面白さが生まれます。

  • 計画
  • 実行(乱数を含む)
  • 結果

「こいこい」の例で考えると、

「絵合わせ」では、どの絵が揃うのか(計画)、探してみて(実行)、
実際に見つける、もしくは見つけない(結果)。1循環5秒程度。

1ゲーム全体では、
どの役が今回揃いそうなのか(計画)、実際やってみて(実行)、勝ち負けか(結果)
1循環5分程度。

「伏せ札を場に出す」ときは、どの札が出てくれると嬉しいかを思い描く(計画)
ドキドキしながらめくる(実行)、理想のカードかどうか(結果)1循環3秒程度。

など。
以上、花札のお話でした。

2014年9月1日月曜日

製品版パッケージデザイン考

本日は、ひたすら家にこもり制作をしていました。

土日は色々なところがお休みなので変な電話もかかってこないし、
連絡したくてもできないので、こもるには調度良いです。

(最近は事務作業ばかりで制作は本当に久しぶりです)

アラビアの壺のパッケージの入稿期限が迫っているのでやりました。

ミニチュア作りながらアイディアを練っています。



ミニチュアにすると、なんだか可愛いな‥と思ったり。

開くとこんな感じ。

絨毯ボードがぴったり収まるようになっています。



絨毯ボードは、壺が収まる部分にくぼみを作りたいと思います。
そのために、下記のような作り方を考えました。


おまけですが、ボードの裏にも絵がかけるので、
「ものがたりの舞台」というていで、古地図を作ってみました。

いろいろフィルターを重ねたら出来た。


今回の改良で大きいのは色弱対応です。


黒い背景に白い文字が良いみたいなので、
「ボード」と「説明書」のデザインを変えてみました。

改善前

改善後


説明書も黒い背景に白文字にしてみました。




いま、こんな感じです。
あとちょっとで、入稿します〜

2014年7月28日月曜日

modoはじめました(Cheetach3Dとの比較)

こんにちは、濱田です。

7月はあっという間だったなぁ、という感じです。
そして、いつの間にか蒸し暑くなりました。

奥さんが里帰り出産をするので、
出産関係の講習会に出る都合で、浜松に来ています。

庭を大事にされる家のようです。
朝、鳥がきます。


講習会が終わった後、奥さんの実家でゆっくりする時間があったので、
せっかく買ったもののノータッチだったmodoを勉強してみることにしました。

monoは3DCG系ソフトで、特にモデリングが強いと言われています。
しかしながらmayaやshadeと比べ人口がすごく少ないので、
見つけられた教本も一冊のみ。これです。



三分の一くらいまでしか進めていませんが、
教本として結構いいです。

一冊とおして、鳩時計を作るだけなんですが、
時計本体の建築的要素、鳩などの有機的かつ彫刻的要素、
UV展開、レンダリング、鳩が飛び出す(簡易的な)アニメーションなど、
一通りのことが勉強できるようです。

1つのテーマに絞ってある本って好きです。

ひとまず、今朝はここまで。
大変そうな作業もツールを選べば簡単。


今でも併用をしているCheetah3Dとかなり操作性が異なり、
また、概念も大きく違うといった印象を持ちました。

2つの異なるソフトを使ってみることで、
なんか、素材が違うもので工作しているような感覚になります。

Cheetah3Dは、ちょっと概念的な作り方が得意で、
粘土で物体をつくり、それをどんなメガネで見るかで形が決まります。

メガネでも、湾曲させたり、万華鏡のように増やしたり出来ますよね?
そしていつでもメガネの性能を変えることができて、それにより形も変化します。

作ったポリゴンはこれだけ。
これだけが実体。

メガネ(モディファイア)をつけると、こんな形に。
いつでも切り替えや、プロパティ変更可能。


一方で、modoは、実際にケント紙を切って工作しているみたいな感覚になります。
やり方は普通なのですが、そのかわり、加工する道具が大量に用意されている感じです。

ポリゴン等を選んだり、切り取ったり、くっつけたりも気の利いた機能があって、
このへんが最強のポリゴンモデラーと言われる所以でしょうか。

最終的には、3Dプリントを前提にしているので、
stlにした時に問題がないことを祈っていますが、実際はどうなのでしょう?

鳩時計は夏休みの宿題にして、なんとか終わらせたいものです。

合宿っぽいな、と。


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濱田

2014年7月15日火曜日

壺の模様の検討

こんばんは、濱田です。

>とりあえず壺模様作ってみた。


>いろいろスケッチからいじったけどどうでしょう?








確認をしました。

良い模様だと思います。
ぜひこれで行きましょう!

ちゃんと2型で抜けるようになっているのも、すごいですね。

次は、これを参考に金型図面を設計してもらうという流れですね。


別件になりますが、お世話になっている方に、
オススメの3Dプリンターを紹介して頂きました。

UPPLUS2という熱溶解積層式プリンターです。


ちょっと16万円強とダヴィンチに比べると高いですが、
かなり精度が良いイメージを受けました。

見て頂いて、ご意見を伺いたいです。

参考HPはこちら。

宜しくお願いします。

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はまだ

2014年7月13日日曜日

購入予定3Dプリンター

はかせ


昨日は、おつかれさまです。
購入予定の3Dプリンターをピックアップしたましたので確認をお願いします。

お伝えした通り、
50万円の枠の中で2台の方式が異なるプリンターを用意したいと思っています。

1つは、かなり精度の良い光造形式。




残りの1つは、ランニングコストが安い熱溶解積層方式。
2つ候補があります。





一通り、見てもらって、ご感想を聞かせてください。
宜しくお願いします。

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はまだ

2014年6月17日火曜日

巨大ボタン製作中!!

巨大ボタンをつくっています。

まず、普通のサイズで使った3Dモデリングデーターのサイズを変更します。

サイズ変更にはShadeを使いました。

その後、ギークカフェ伊勢さんに印刷して頂きました。

サーバーも用意して頂いていたので、その中継をニヤニヤ見ます。




印刷された物体が到着!

データーは一瞬で送信ができるのに、実際の物体はお金も時間もかかります。



非常に表面は粗く、穴が沢山空いているので、油土を使って地道に埋めます。


ぬりぬり、と。


すごく汚い見た目に(笑)


比較です。


表面をじっくり見ると、積層痕が綺麗に浮かびます。


では、型取りにはいります。

こんなデカイ型取りは、めったにしたことがないので分量が分かりません。

ひとまず5キロ買ってきました。


囲いを作ります。


石膏、溶かす。

こんな量は初めてかも…

混ぜるの大変です。


もう、混ざんないんで、手で。


だいぶ適当だけれど、できた。


壁を壊す。


跡地が悲惨な感じに。

片付けが大変だったし、結局、完全にはきれいにならなかったので、

奥さんに怒られました。


裏返すとこんな感じ。


案外簡単にとれた。

写真は金槌が写っていますが、使っていません。


乾く気配がないので、直火で。

案外大丈夫でした。


粘土つめます。


はずれた。


他の2つ。



厚いと爆発の恐れがあるので、けずります。

現状はこんな感じです。

あとは、素焼き、釉薬がけ、本焼きです。