2014年6月17日火曜日

巨大ボタン製作中!!

巨大ボタンをつくっています。

まず、普通のサイズで使った3Dモデリングデーターのサイズを変更します。

サイズ変更にはShadeを使いました。

その後、ギークカフェ伊勢さんに印刷して頂きました。

サーバーも用意して頂いていたので、その中継をニヤニヤ見ます。




印刷された物体が到着!

データーは一瞬で送信ができるのに、実際の物体はお金も時間もかかります。



非常に表面は粗く、穴が沢山空いているので、油土を使って地道に埋めます。


ぬりぬり、と。


すごく汚い見た目に(笑)


比較です。


表面をじっくり見ると、積層痕が綺麗に浮かびます。


では、型取りにはいります。

こんなデカイ型取りは、めったにしたことがないので分量が分かりません。

ひとまず5キロ買ってきました。


囲いを作ります。


石膏、溶かす。

こんな量は初めてかも…

混ぜるの大変です。


もう、混ざんないんで、手で。


だいぶ適当だけれど、できた。


壁を壊す。


跡地が悲惨な感じに。

片付けが大変だったし、結局、完全にはきれいにならなかったので、

奥さんに怒られました。


裏返すとこんな感じ。


案外簡単にとれた。

写真は金槌が写っていますが、使っていません。


乾く気配がないので、直火で。

案外大丈夫でした。


粘土つめます。


はずれた。


他の2つ。



厚いと爆発の恐れがあるので、けずります。

現状はこんな感じです。

あとは、素焼き、釉薬がけ、本焼きです。

2014年6月12日木曜日

金型生産用の壺のフィードバック

はかせ


おはようございます、濱田です。

壺の形の検討、ありがとう。

まずは頂いたSMSメッセージを記録として転記します。



壺の模様
浜ちゃんのパソコンに3Dpdfで「壺模様検討1~3」のファイル送ったので確認してみてね。

前回話した、金型に向けての模様の検討です。

1は現状の模様を抜き処理したもの。

2は新たに抜き処理が目立たないように作り直した模様、3はそれにさらにアクセントをつけたもの。


今のところ3がいいと思いますが、今回は投資も大きいのでこだわっていきましょう。気になるところ、もしくは違うパターンがいいなどは随時言ってくださいな。納得するまで直しますよ。



データーを確認してフィードバックを返します。

3つ頂いたので、それぞれに返していきます。

まずは、試作版と同じデザインのもの。




溝の部分が、1つの押し型で成型できるようになっているのを確認しました。

修正、おつかれさまです。




2つ目。


なるほど…。

端っこに出来る形を2つ組みあせて、菱型の形を作るアイディア、いいと思います。

溝を凸型にする修正もして頂いて、どうもありがとう。

こちらのほうが、金型を作るときに綺麗にできるみたいです。


下の穴も、2つの成型した形を組み合わせて出来るんだよね?

これだと組み立ての手間が減って嬉しいです。

もちろんコストも安くなると思う。

心配事としては、音が小さくならないか、というところです。

一度、シリコン型で樹脂の試作を作ってみて実験してみるのも良いかも?


上面も壺らしくなって良いと思います。

そして3つ目。



やはりディテイールが入ったほうが高級感が上がりますね。

気になるのは、作業途中に見えること。

成型の問題で仕方なく、溝の入らない菱型ができるのは理解できるのですが、

造形として中途半端に見えてしまいます。

やるとしたら、もっと全体的にディテイールを入れてみては?

(もちろん成形上の制限があるのは知っています)


これは提案ですが、もとの模様にこだわらず、色々と試してみてはどうでしょうか?

朝にざっと描いてみたのですが、黄色い壺を見てください。

菱型の間に、丸を入れました。

溝があって出っ張っています。

これなら端っこの部分でも成型できる形です。




もちろん、これを作ってくれ、というわけではなくて、

模様については色々と試してみるのが良いのではないでしょうか?

もちろんスケッチでも歓迎です。

ディティールの制作は、はかせの得意とするところだから、

ぜひ、もっと見てみたいです。




ところで、中身を見てみたんだけれど、

中身の構造は、まだ考えていない、という認識で良いでしょうか?


それでは宜しくお願いします。


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濱田

2014年6月7日土曜日

Motion5とFinal cut proの連携を試してみた

ある映像ツールの実験をしていて、そのインプレッションをFacebookに書きました。

ほぼ、その転記になるのですが、
ツールの評価になるので、メイカーズポストにも書いておきます。

今後は、広報の手段として映像制作はどんどん大事なものになってくると思います。
勉強して自由自在に使えるようにならないと…!

・・・

急ぎで映像を作る必要があり、その作り方を研究しています。

既に絵コンテは発注先に了承をもらい、後は作るだけ。

今まではFlashで作るところですが、やはり映像でもAdobe製品は使いたくない。

補足:
残念ながらDTP編は敗北してillustrator使ってます…
2つ以上使うと毎月4,980円を支払わなくてはいけなくなる…
(イラレだけなら2180円)

あまり知られていませんがUnityにアニメーションカーブがいじれるエディターがあり、スクリプトの制御もできるので、それで作って、映像をキャプチャーしてiMovieに取り込んで、音を乗せるという、アバンギャルドな方法を考えていたのですが、今日たまたま、「Motion5」というソフトを見つけました。

「Motion5」ご存じですか?

僕は今日の今日まで存在を知りませんでした。

Apple製でFinal cut proと連携する、アニメーション制作ツールです。

AfterEffectに非常に似ています。これがなんと売り切り5,000円。

Motion5単独でも音入りアニメーションが作れるのですが、せっかくなのでFinal cut proのトライアル版を入れて、その連携を実験してみました。

結果、かなり良いです。

考えている作り方は、1カットのアニメーションをMotion5で作り、Final cut proで統合、調整、音入れをする方法。

すごいなと思うのが、Motionでアニメーション制御に必要なパラメーターを外に逃がせること。そうするとFinal cut proで色を変えたり、スピードを変えたりの調節が出来るようになります。

同じアニメーションの部品から、パラメーターを変えるだけで複数の種類のアニメーションが作れるわけなんですが、これって、UnityでAssetを作った時に調整用パラメーターをpublicにして外に逃すのに似ています。

うまくいけば、そうとうカッコイイ手法で映像が作れるかも?

あとは実際に映像を作ってみてその結果次第ではありますが、かなりウキウキしています。

上:Motion5
下:Final cut pro




コメント:

【はまだ】
更に言うと、統合をFinal cut proで行うことで、大規模プロジェクトでFlashやAfterEffectでよくありがちなレイヤーのカオス状態を防ぐことができます。

【はまだ】
Motionでaiファイルがそのまま読み込めるだと!!すごいぜ!!!

【Iさん】
Apple系ソフト、いいですよね!

【はまだ】
 むむ…、すべてとは言えないかも。特にどれがお好きですか??

【Iさん】
プロ系のソフトは好きですよ。ファイナルカットも、ロジックも。あとは知らないです…。

【Sさん】
Motionは最初のバージョンから良く出来ていました。
まぁAfterEffectsを参考にして作ったのだから当然といえば当然ですが。AfterEffectsCCにはCINEMA4D Liteが付いてきて簡単なポリゴンモデルは連携して作れるようになっています。どうやら3Dとの連携を密にする方向で機能追加が進んでいるようです。

【はまだ】
>Iさん
ロジック、評判いいですよね!音楽は作れないので手が出ませんが。
当然といえば当然ですが、Macでもイケているアプリとそうでないのの差は結構ある気がするんです。(特に内蔵アプリ)

特に僕としては、Pagesに頑張って欲しい!
補助金の申請とか出しまくってわかったのは、官公庁は完全にWordの世界。マイクロソフトにお金を払わないとインフラが用意できないんです。Pagesが本当の意味でWordと完全互換をすれば、そこが無料になるのに!

【はまだ】
>Sさん
調べてみたら、Cinema4Dって色んなソフトと連携するようになっているんですね。3DCGでアニメーションカーブを頑張るよりも、AfterEffectの「お手軽にいい感じの動きを作れる」特徴を使って3Dを動かすっていうのは確かにいいです!他にないかんじ。

2014年6月2日月曜日

ゲームマーケットを終えて

はかせ


おはよう! そして昨日はお疲れ様でした。



伝えたいことは色々とあるのだけれど、なかなか整理できません。

冗長になってしまうかもしれませんが、一つずつ書いていくことにします。



昨日は、胸がいっぱいになる1日でした。

ここまで待ち望んでくれる人がいてくれる作品を作れたのは初めてなので、

本当にうれしかったです。



いままで大きめのゲームタイトルには関わったけれど、

実際のお客さんの様子は見ることが出来ないし、

そもそも自分が1から作ったものではないので、

やりがいを実感できるものではなかったんだよね。


あの行列をお客さんの顔を見て、

「あ!自分たちで価値をつくりだすことができたんだ!」

という実感を得ることが出来ました。

こんなにやり甲斐を感じることはありません。

疑心暗鬼で作り続けていましたが、本当に報われた感じです。


開始15分で完売してしまった…


知っての通り、このボードゲームは、

視覚障害の方と目が見える人が一緒に遊べるゲームをテーマに作っているけれど、

今回のことで驚いたのが、一般の方にも訴求力があるものだったということ。


ゲームマーケットの告知文や、このブログ、

このメイカーズポストのブログには一言も書いていません。

コンセプトの付加価値を除いたとしても、十分魅力的なものに仕上がっていたようです。

アラビアの壺、最初の企画書


これは、「視覚障害の方」に向けて1からゲームをデザインしたため、

そこが一般の方が見てオリジナリティのあるゲームだと思ってくれたところがあります。


あとは、やはりモノの存在感。

他のブースとくらべても、ちゃんとモノを作ることができる力は、

大変価値があると思います。

これからも徹底してモノづくりに力を入れていきましょう。



物体を作るのが得意な、はかせと、ゲームルールを作る濱田が協力していくことで、

新しい価値を作っていけるのだと実感しています。



この「アラビアの壺」は補助金を取ってから量産をはじめようと思っていたけれど、

実際に、視覚障害の方にやってもらったときの反応や、

今回のゲームマーケットの体験を踏まえて、すぐにでも始めたいです。


僕ら2人が食べていくくらいには稼げるんじゃないかな。

昨日の打ち上げで色々と話せたけれど、これは計画を進めてしまっていいよね?

よろしくおねがいします★





次のゲームマーケット秋についてもちょっと書いておきます。


今回、ハンドメイドで10セットというのをやったけれど、

これは続けてもいいんじゃないかと思います。


毎回のゲームマーケットで1作品新作を出すのは、

いい意味で作品制作の締切になるし、

お客さんの反応を確かめるにはいいチャンスだと思うんだよね。


なので、受注生産分が終わったら、早速次回作を考えていきましょう〜



あと、次回までに、ネット情報の整理や広報は取り組みたいです。

今回は作るので精一杯でなってしまい、告知はほぼできませんでした。


はかせ向けの情報伝達の手段として、このブログに記事は載せていたけれど、

ゲームマーケットの告知には、こちらのリンクは付けていないんだよね。

そんな中、わざわざ探してくれて読んでくれる人がいて、

嬉しかったけれど、ぜんぜん用意してなかったんで申し訳なかったです。


ストアも作ったものの、誰も来ないでしょ、と思って、

メールもストアもチェックしていなかったんですが、

励ましのメールや、注文に関する問い合わせが来ていました。なんと…。


次回まで、ちゃんとメイカーズポストを整理していきましょう。

僕も、最近はFacebookに情報を載せて、すっきりしていたので、

こちらに書くのがめっきり少なくなってしまっていました。


でも、ゲームマーケットで読んでくれている人に会えて、

こちらにも、こちらにもしっかり書かなくては、と思った次第です。

ではでは。

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はまだ