2013年10月15日火曜日

プログラムで描く絵、始めました。


若干、マニアックなんですが、
Processingというプログラム言語の勉強を始めました。

先日、新宿のICCの書店で「ジェネラティブ・アート」という本を見つけて、
それがきっかけです。

手を動かしながら休日に進めているので、まだまだ道半ばです。

下記はきのうの夜に、できたやつです。
迫力があったので載せました。



紹介する絵は、本のチュートリアルに沿っています。
自分から一から作ったわけではないです。

そのうちオリジナルの、ぐっ!とくる絵を作ってみたい!と思っています。
それがモチベーションになって勉強が続いています。

この絵の描き方は、すごく面白くて、すっかりはまってしまっているんだけれど、
なかなか良さが伝わらない・・・
(奥さんに説明してみたんですが、あんまり興味を持ってくれなかった)

Mさんには、少しでも魅力が伝わるようにと、頑張ります。

まず、冒頭の絵ですが、ちょっと数値をいじくるだけで、
劇的に絵が変化します。

ステップ数を荒くすると淡白な印象に。

さらに、描き方を決めるプログラムの一行を変えることで、
ぜんぜん別の印象の絵に!

ランダムの数値を使用。
がむしゃらに描いた感じに。

後述するパーリンノイズを使用。
毛みたいな感じに。


変更はこの一行のみ。
ちょっとの改造で劇的に変わるのが面白いところ。


上の二つの絵、どちらが好みですか?
下の方が、ぐちゃぐちゃのなかに秩序があって、良く見えませんか?

この秩序のあるランダムさを生み出しているのが、
パーリンノイズっていうものを生成する仕組なんです。

どのくらい通常のランダムさと異なるかというと、下の絵のようになります。

パーリンノイズの遷移。

ランダムの遷移。



本の作例は(今のところ)このパーリンノイズを多用します。
線で使ったり、それを一周させて円にしたりします。
それを、二次元的に配置すれば、タイトルのような模様になります。



線によるパーリンノイズ。
複数の線を重ねる。
線をぐるっと回して円に。

二次元パーリンノイズ。
四角の大きさを変えると、こんな模様に。


印刷して、はさみで切って楽しんだりもしました。





この本は、とても素晴らしくて、
技術書の枠に収まらず、いい感じの絵の考え方を教えてくれます。
ですのでProcessingのみならず、他の言語でも実装できると思います。

チュートリアルの請負になりますが、僕なりに、まとめてみました。
この興奮が少しでも伝わればいいのですが・・・

プログラムで線を描くには、
A点とB点の座標を指定すればOKです。
でも、これではあんまり面白くないです。

線を引くプロセスを分割します。
A点から少しずつB点に向かい、
結果としてA-Bの線が引けるとします。

その分割した点に「揺らぎ」を加えます。
線が複雑になります。

その考えを多角形に応用します。
これは見ての通りの五角形です。

点と点の間を分割し、
「揺らぎ」を加えると、けっこう面白い感じに!
分割数を増やすと円に見えてきます。


2 件のコメント :

Unknown さんのコメント...

Hさんこんばんは、パーリンノイズ、面白いですね。ノートに書いて載せてくれてる説明、分かりやすいです。 この前紹介してもらった本に載ってたようなものがもう作れてしまうとは、スゴイです。 

で、見てて特に気になったのが、プリントアウトしたのを切ったりして加工してるやつ。ハードよりの物づくりをしてる僕としてはプログラムされたものが実際に「もの」としてそこにあるとなんか親しみが持てるとゆうか自分の作品へとイメージをつなげやすいとゆうか。(すいません何かうまくまとめられませんが…)

今月は全然載せられなくてゴメンなさい。今月は特に仕事が・・・先週なんか納品日前日の夜9時過ぎにギミックの使用が全部変わってその日のうちに設計し直し、出力して納品日朝から夕方までにモデルを組むなんてことがあったりでなかなか大変です。

趣味の「物づくり」はやれてないけど、知り合いのバンドのお手伝いで昨日スタジオで試しに録音してきたりと、今月は「音づくり」はなんとなくやっております。

ではでは

Unknown さんのコメント...

感想、ありがとう!

良く言われていることだけど、
勉強したことを、まとめたり、人に伝えたりすると、
自分の記憶の定着につながって良いですね。
もっとやります。

今は、本に沿って勉強しているだけなんだけれど、
いずれはアレンジして面白いモノが作れるようになると良いです。
紙で出してみると、本当に毛みたいですよ。
熊とか作るといいかも。

いやぁ・・・
聞けば、聞くほど仕事、大変だね。(苦笑)
お体にお気をつけ下さい。

出来上がった音は、ぜひぜひ。