2013年12月24日火曜日

石膏型の改良




お元気ですか?
忘年会が続き、内臓をさぞ痛められていることでしょう。
御自愛くださいませ。

そんな師走の一日に、
家にこもって黙々とボタン制作も良いものです。

今までは同じ型から、ボタンを作っていたのですが、
サイズや形が異なった型からもボタンを作っています。

そこで、問題になったのが石膏型の作り方なんですよね。
下の写真が、今回の改善前まで使っていた型です。



この3つ、試行錯誤中のものなので、どれも作り方が違います。

一番左は、油土で完全に土台を作ったもの。ぼこぼこしています。

真ん中は、全く油土を使わず、直接、紙コップに置いたものです。
なので、紙コップの底のきれいな面が見えています。

一番右は、ハイブリッド。ちょっとだけ油土で土台を作ったものです。


これらに粘土を押し込んで、作り始めたのですが、
3つで、厚みが全然違う!という問題が出ました。

一番左は、押しこみ具合で、同じ型を使っていても厚さがまばらになります。

真ん中は、かなり薄くなるばかりか、ボタンからはみ出した粘土が、
板のように薄く硬くなるため、後で余分なところをカットする際に、
もろく、本体ギリギリまで剥がれ落ちてしまう現状が見られました。

伝わるかな・・・?

一番右のは、厚すぎるんです。油土の土台が暑かったんですね。
確かに厚さは難ありなんですが、粘土がはみ出る部分を制御できるのと、
周りの枠のおかげてある程度、平行が取れるという良い点がありました。

型の形と押し付けた粘土の関係。
はみ出した粘土用に遊びの空間をもたせるのが良いと思う。

ということで一番右のハイブリットタイプを採用して、
完成後の厚さに気をつけながら型を作りなおすことにしました。

麺棒で油土を引き伸ばす。
この時の油土の厚さが完成に影響する。

油土の形を整え、原型を貼り付ける。
紙コップにの底にしっかりくっつける。


3つのバリエーションで試す。
石鹸を塗るのを忘れずに。

石膏流し後、待つこと1時間。
紙コップを破壊する。

前よりきれいな型ができた。やった!


残念ながら全てうまく行ったわけではありません。
原型の近くに、気泡の穴ができていました。

紙コップ裏と原型の隙間がうまく塞ぐことが出来なかったようです。
解決策は今のところ思いついていないので、良いアイディアがあれば教えて下さい。

今回は絵画用ジェッソで埋めちゃいました。

奥さんの所有物。


作れば作るほどノウハウは溜まっていきますが、
結構忘れてしまうので、このブログにメモ代わりに書いておきます。

粘土の押し込みをしてからカット&穴あけまでの待ち時間は1時間くらいが良いです。
夜に押しこみをして朝カット&穴あけしたら大変でした。
粘土の硬さは作業効率にすごく影響するので常に気にしたほうがいいです。

穴あけに、爪楊枝を使っていましたんが、摩耗が激しいので、
畳用の目止めを買いました。穴のサイズもやや大きくなり、いい感じです。
ちょっと凶器になりそうな見た目が怖いですけど。


作ったやつを今、焼いています。



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